微笑んだ先に咲く花







「他に何かすることありますか?」



親子丼を作り終えて台所に立つ凛さんに尋ねる


「う〜ん…そうねぇ…」



首を傾げて考えてる



何かないかな…ふと外を見ると洗濯物がまだ干してあった



「洗濯物…たたみます」


「洗濯物?ああ!あれは自分でたたむシステムなのよ」


そうなのか…じゃあ何しようかな



「あーでも、やってくれると嬉しいわ。アイツらそのまま部屋に持ってくのよ」


「お仕事大変ですもんね。私やっときます」






そう言って洗濯物を取り込むけど量が多すぎる…


さっきから何往復もしてる



やっと取り込み終わってたたみ始める



これもすごい量で…


でも今まで1人だったからか嬉しい気持ちもあって。



40分間たたみ続けてやっと終わった



誰のものか分からないから適当に置いちゃったけど大丈夫だよね?





「凛さん、終わりました」




たたみ終わって凛さんのもとへ行くとお米を炊いていた



「ありがと〜

そういえば、空どう?調子は」


「まだちょっと辛そうです
今は薬を飲んで寝てると思います」


「そうなんだ、まあしょうがないわね

昨日ずっとあんな所にいたんだから」


「…本当にずっと玄関に…?」


「そうなのよ〜誰が言ってもダメでね。


帰って来た時なんか死にそうな顔してね。笑っちゃうわよ
大丈夫だって言ってるのに

あんなに強がってるのに泣きそうになりながら玄関から動かないのよ?」



そうだったんだ
今更なんか申し訳なくなってきた


私のせいで風邪引いちゃったんだ



「そうなんですね…」


「自業自得よ。あの娘のこと慎ちゃんに言ってないんでしょ?」


「優子さん、ですよね」


「知ってたの?」


「昨日会いました。で、宣戦布告されました…」


「はぁ!?あの娘に?」


「…はい。でもいいんです。あんなに長く会ってもなかったんですよ?

付き合ってるのが私だけなんて思っちゃダメなんですよ」



自分で言ってて虚しくなる

泣きそうになってきたから笑顔で凛さんを見る



「それは違うのよ慎ちゃん!もう!言ってないのね空は!!」




「どうしましたか凛さん」


「誠!!いいところに!」



何故か叫び出した凛さんへ新庄さんの冷静な声がかかる