微笑んだ先に咲く花






「大丈夫大丈夫」


《大丈夫大丈夫。俺はしーちゃんの側にずっといるからね》


昔の空と重なる





『慎、このペンダントあげる。絶対迎えにくるからな』


瞬間、仁くんの声も重なった








「慎?大丈夫?」



布団の上からポンポンしながら心配そうに声が聞こえる



「…うん」


よかった。その声はとても優しい


と思ったら



「てめぇら何しやがった」



ドスの効いた声が…
次に聞こえた声は私の知っているものだった




「いや、なんていうか…な?剛」


「ちょ!俺のせいにしないで下さいよ!」


「いやいや兄貴が行こうって言い出したんだろ!?」




「うるせぇ!!!!」


ビクッ!



「慎、大丈夫だから。ごめんな?」




「なんだよその変わりようは!」


「もっと言ってやってくださいよ弘さん」


「おい、空さんキレてるって…」




「…とりあえず土下座しろ」


「「「はい…」」」



「慎、もう大丈夫?」


「うん。布団とる」


「ほら」



布団をとってもらうと笑顔いっぱいの空の顔があった



その後ろには


「剛さん…田中くん…廣瀬くん」



の3人さんが土下座していました。
















「で?てめぇらは慎を見たくて学校サボって仕事サボってここに不法侵入したわけだな?」


私をベッドに座らせて空が3人の前に仁王立ちしている



「…俺は別に仕事サボってた訳じゃ」


「なんか文句あんのか剛」


「すみません」


「弘さんと弟は言い訳しなくていいのか?何にも話さないまま沈めていいのか?」



「や、空、沈めるとかそんな」


「物騒ですよ空さん」


「本気だ。ガキども」



「…空、」


「どうした?」


あんなに怒ってても私には笑顔を向けてくれる


「…許してあげて?」


「…いいのか?」


「うん。空はまだ寝てないと」