しょうがないのでしばらくそのまま
「…空、早く良くなって」
じゃないと学校行けないじゃん
というのは半分本当
しばらくして寝息が聞こえてきた
まあ、いい気持ちで寝てるならいいか
「私も眠い、な」
空の綺麗な黒髪を梳いていたら睡魔に襲われた
ちょっとだけ、ね。
「ん…今何時、11時!?」
まあ予想はできてたけど寝すぎた
しかも腰に抱きついて寝るから座ったまま頭を下げて寝ていたから首痛い
とりあえず腰から引き剥がして、お昼ご飯作らなきゃ
病人だからお昼ご飯は温かいうどん
あるかな。薬も飲んだ方がいいよね
そっと空を引き剥がしてちゃんと寝かせて掛け布団をかけて部屋を出た
「んーなさそうだよね」
うどんも具材も薬もなさそうなので財布を持って家を出る
この時間はみんな仕事なのか騒がしい家の中はとても静かだった
「じゃ、いってきまーす」
空を起こさないように小さく声をかけてまずは薬局に向かった
「どの薬がいいかな」
風邪をひいても薬なんて飲んだ記憶がない私には選ぶなんて難易度高いこと、できなくて、結局薬剤師さんを呼んで選んでもらった
「症状としてはどんな感じですか?」
「熱がとにかくすごくて、あとは寝てる時に咳をするんです」
「あ、じゃあこれですね。食後毎に飲んでくださいね」

