微笑んだ先に咲く花






部屋に向かってる間も空は私の手を繋いだままだった





部屋に入るとすぐにまた私を抱きしめる



まだその体は冷たい



「ベッド行かない?体冷たすぎだよ」


返事がないから肯定ととって、空をベッドに寝かせて掛け布団をかける



「…腕掴んでたら布団直せないよ?」



「一緒に寝る」



「…わかったよ」



腕を掴まれたまま離す気がなさそうなので一緒に布団に入った


空が私に体をくっつけてくる

それに応えるように空を抱きしめた



「…慎、どこ行ってた…?」


不安そうな声が聞こえる


「…なんで?」


「誰と、一緒にいた?」


「内緒」


「…」


「有さんと、明さん」



ピクッと体が揺れた


「明と…会った?」


「会ったよ、空に似てるね」


「慎…」


「…空のこと相談してただけ」






どこにも行かないで…振り絞るような声が聞こえた