「俺は、雷翔だ。 たとえ莉茉ちゃんだろうと、女だろうと… 容赦しねぇ」 「上等だ。 手加減なんかしたら、てめぇのこと、ぶっ殺してやる」 「そう言えるのも… 今のうちだ」 それを最後に蒼竜と雷翔の殴り合いが始まる。 性別も体格も身長、力も違う。 チカラは、圧倒的に蒼竜の方が不利。 蒼竜は、そんなことは重々承知している。 しかし、それでこそ勝って意味がある。 「おもしれぇじゃんかよ!」