「お前を…殺す…! ぶっ潰す!!!」 「キタキタ…! いいね、その怒りにまみれてる感じ。 そうじゃないと…つまらない! さぁ、相手してやる…!」 ニヤリと笑いながら、指をボキボキと鳴らす蒼竜。 そして、着ていたパーカーを脱ぎ捨てる。 「っ…!!」 雷翔は、息を呑む。 莉茉はパーカーの下は、黒のタンクトップ… それゆえに見える… 肩から背中にかけてある蒼の竜の刺青。 そして 腕に禍々しい傷。 忘れもしない雷翔がつけた一撃。