「あっははは!
あっきれた!
まだ、姫のこと諦めてねぇのかよ…!
ここまでこてんぱんに言われてんのによ…!
お断りだね、
金と権力をもてあそばせているような、
クソみたいな暴走族の姫になんか、なりたかないね…!
それに、俺はあの悲劇の日から決めたんだよ…。
神鬼雷は、俺が…
この手で下す…とな」
蒼竜は、見下すように雷翔を見て親指を下に向ける。
「てめぇ、言わせておけば…つらつらと…!!!
ふざけんなよ!
なめてんじゃねぇよ!」
雷翔の隣にいた雷破が怒鳴る。
「おぉ、勇ましいな。
誰だ、お前」
「神鬼雷の副総長、雷破だ!
覚えとけ、クソ竜!」
「ふ、弱いものほどよく吠えるとはよく言ったものだな…!」
「っ!
てんめぇ、世界No.1に向かって…くっそ、頭にきた!
殺す!
てめぇだけは、絶対に倒す!」
雷破の目には、怒りが浮かぶ。


