昨日俺さ、
一応総長だったからさ神鬼雷率いて、前々からケンカ腰でうざかった黒薔薇族潰そうと思ったんだけど…」


「黒薔薇族…!」


「え、莉茉ちゃん

何か知ってるの?!」


「え、あ!ううん!!
全然知らないよ、
ただ、聞いたことがうっすらあっただけ。

それで?」


「それで、族の倉庫行ったらもうその族みな、やられてたんだ。










それで、やられたやつに聞いたら誰がやったのか聞いたら…


















蒼水蓮






って言うんだ」


莉茉がニコリと微笑む。


「その、蒼水蓮がどうかしたの?









世界No.1の族が気にかけるほど、価値のある族じゃないでしょ?











無名なんだし!」


「…そうなんだけどさ。











まぁ、いろいろとさ蒼水蓮とはイザコザがあってさ」


「ふーん」