その甘えた声と仕草にクラスの男子、そして女子までもが顔を赤く染める。


「「「か、かわいい…」」」


みんながそっと呟く。


「聞いた??沙耶

かわいい…だってー、
全く沙耶は本当に人気者だし、かわいいし、頭いいし?


もう、羨ましいわ〜!」


「…莉茉、


それわたしのことじゃない…。


不用意な発言は身を滅ぼすわよ…」


「わぁ〜!こわーい!

沙耶ちゃんのかわいい顔が台無しよ?」


「とりあえず、


わたしは無自覚なあんたの頭を殴ってやりたいわ…、はぁ…」


沙耶はため息をつく。