「騒がしいねぇ〜!」


「本当ね。
彼氏彼女欲しい気持ちは分からなくはないけどね。

今、幸せだし」


「あ、ノロケだ〜!」


「聞こえない。

ってか、莉茉どうしたの?
熱でもあるの?先生のお手伝いするなんて…!」


「ん〜?何もないよぉ〜?

ただぁ、莉茉が春希くんともっと一緒にいたいなぁと思って!」


「なっっ!?」


「ふーん、怪しい…。


じゃあ、私と圭は先に帰ってるね」


「うん、じゃあね〜!


春希くん♡行こっかぁ?」


「お、おう」


莉茉は春希の腕に抱きつき、まるでカップルのように廊下を歩いていく。


「莉茉…、その…俺たち付き合ってないからさ…?

や、やりすぎじゃね?」


「え〜?
誰も見てないからいいよぉ〜!」