その言葉にピクリと反応する蒼竜。 蒼竜は肩のナイフを自分で抜く。 そして、地面にそのナイフを叩きつける。 そして、落ちていた春竜と美竜のナイフを拾いあげる。 「目覚めたか…。 ・・ 蒼龍の血が……」 その言葉の瞬間、紅の瞳の残光と共に敵が倒されていく。 それはそれは、華麗になめらかで無駄のない美しさだった。 蒼龍は、とうとう雷火の前に立つ。 鋭い瞳で睨みつけられた雷火がビクリとする。