下剋上しまーす!



「は、春希君!?

ちょ、本当に信じてるの!?


そんなの莉茉の嘘に決まってるでしょう!?」


「え!?そうなの!?」


「春希君…目を覚まして…。


あなたはそんな簡単に莉茉のペースに巻き込まれるような人じゃないはずよ…。


そんなことより…で?

何したの?


私が片付けたんだから教えなさい」


「あ、そうなの?
ありがとう〜沙耶〜!!


えっとね、簡単に言うと

朝仕掛けた罠の残骸の一部かな?


靴箱の扉を開けると、上から緑色のスライム、扉の中からは緑色の液体が出るようにしてあるの!」