美竜と春竜が莉茉に気を取られているすきに、
雷火はすくぞばまで近寄り、
天竜達をはじめとする周りの奴らを一蹴する。
ドサッ
次々に倒れていく。
「よそ見してんじゃねぇよ。
今の相手はこの俺様だろ?」
雷火は、流れ技で春竜と美竜を蹴り飛ばし壁に叩きつける。
「っあっ!!」
叩きつけられた体は、地面に倒れこむ。
「ごほっかはっ!」
2人は口から血を吐き出す。
雷火を鋭く睨みつけるがもう、2人には立てるほどの力もなかった。
ただ、ひたすらに莉茉のいる場所に手を伸ばす。
「莉…茉……!」
雷火はその2人を見下ろし、同情の目を向けたかと思うと
「殺れ」


