下剋上しまーす!



「莉茉〜、
春希君が莉茉のこと呼び捨てしたっていいわよね?」


「ん〜?

別にいいんじゃん?

確か、わたしも呼び捨てのような?

あ、でも時々?

ま、わかんないけどさ?


助け合った仲だし?


まぁ、いろいろお世話になったもんねー。
感謝してる〜」


「ほうらね?」


その言葉に赤い顔を腕で必死に隠す春希。


「あっれ〜?

なんで赤くなってんの?」


「…う、うるせぇな…。

呼ぶの許可もらったからって嬉しいわけじゃねぇよ?!」


「あはは〜!

嬉しいんだ。そうかそうか」


満面の笑みを浮かべてくる莉茉に皿に赤くなる春希。


「わあ、もっと赤くなってる!

ふふふ、面白い〜!」


「な…っ!!

それ、反則…」