翌朝


校門を大口をあけてあくびしながら、通る莉茉。


「ふぁああ。
ふぁ?あ、沙耶。圭。
…はよ」


「…相変わらず緊張感のない人ねぇ。
おはよう」


「はよ」


そして、一歩校舎に踏み出すと













ズサァァァァ












一斉に目の前にいた生徒達が道を開ける。


そして、一斉に


「「「おはようございます」」」


腰を折ってお辞儀する。


「え?何?

何なん?何かの宗教?」


「莉茉教作る?」


笑いながら沙耶が提案する。


「やだよ、ダサいな!


もっとかっこいいのがいいよ!」


すると、後ろから春希が登校してくる。