「なんか、嬉しそうだね、蒼竜」 桜竜の言葉に天竜が頭を優しく撫でる。 「当たり前だろ。 だって、俺達が無名なのってお金がないから…それだけだぜ? 財閥の力がないから、俺らは勝ち上がっていけなかったんだよ。 本当は、春竜、美竜の代で世界No.1にしたかったんだけどな。 でも、世界No.1になったからにはいろいろと忙しくなるぞ? 桜竜も力をつけて、強くなれ! そして、蒼竜を追い越せよ?」 「うん!」