その途端、蒼龍の紅い瞳が一段と輝く。 今よりも更に凄まじい殺気と共に木の影に潜めていた風磨の襟元を片手で掴み持ちあげる。 「!? いつの間に…!?」 ギラギラとした殺気溢れる鋭い目が風磨を睨みつける。 「ひぃっ!!!!!」 風磨が素っ頓狂な悲鳴をあげる。 周りのみんなが呆然としているグラウンドの真ん中に風磨を投げ捨てる。 ズサァッ!