「…もう、闘うのさ」 違う声が耳に届く。 「なに!?!」 蒼竜が目を見張ると男子生徒が雷翔に向かい拳を飛ばす。 「うぉっと、あぶねぇな」 間一髪で避ける雷翔。 「てめぇ…なんでこのフィールドにいんだよ…! 棄権したくせによ…!!」 「よくあるじゃねぇか! ほら、奇襲攻撃みたいなさ? 別に世界No.1は俺らなんか対したことねぇだろ? これぐらい許せよ?」