「そんなわけない。


男が女に負けてどうすんだよ?



男が女を守るんだよ」


「…その考え古そー!

ってか、俺の方が強いから立場逆転とか…?わらわら!」


「蒼竜は、お黙り」


蒼竜の冷やかしに、沙耶が叱咤する。


「ちぇ…」


蒼竜は舌打ちしながら、蒼水蓮の方に戻ろうとする。


「あ、待ちなさい!」