「莉茉ちゃん、今日はやけにたくさん話すねー!」 「あっ…」 莉茉は口を抑える。 (いけない…喋りすぎた。) 「ま、いいけど。 じゃあ、莉茉ちゃん参加しないんだね。 残念だな。 優勝賞金100億円なのに」 「Pardon?」 「もう一回? 優勝賞金100億「やる」」 被せるように莉茉の口は動いていた。 「え、莉茉ちゃん今なんて…?」