雷翔は容赦しなかった。 蒼竜に攻撃をどんどんしかける。 「くっ…!」 雷翔の攻撃をもろに食らってしまった蒼竜。 ビーーーーーーン 腕…が…! 蒼竜は自分の震える腕を見る。 「腕がしびれたんだろ? 知ってるぜ、俺の攻撃を受けたやつはみんな、そういう顔をする…! それにしても、お前対したことないな。 やっぱり、所詮は女なんだ」 蒼竜は、悔しげに片腕を抑える。 「降参しろよ。 諦めろよ。 もう、俺には勝てない…。 昔の栄華に浸るのも今日で終わりだ。 いい加減、現実を見ろ」