首にひんやりとした感覚がした後、 優しく拓斗に包み込まれた。 「俺、わかりたいけど、全部分かるわけじゃないからさ、 今までこれからも教えてほしいな。 なんて…なんかキモいな。」 ぎゅっとしてるから見えないけど、きっと不安そうに笑ってるんだろうな。 照れてるんだろうな。 なんて言えばいいかわかんなくて、ぎゅっとする力を強くして、 「ごめんね。」 といった。