「なぁーんだっ!浜本さんが付きまとってたんだ! 陰湿ねぇ!これからは私がずーっと一緒♪」 「はぁっ!おまえ、話を聞……」 唇に暖かいもの……ざわつく教室… 嘘だろ、なんでキスなんか… その時、ドアの方から『邪魔!拓斗のニセ彼女。』という声が聞こえた。 咄嗟に唇を離し、ドアの方を見る。 そこには、ありさの後ろ姿があった。 必死に逃げるような後ろ姿が……