とうとうやって来た
恐怖のクリスマス。


親父達は2.3日前から
クリスマスの準備に
入ってた。


今日から大勢のバイトと梨子と
共に予約のクリスマスケーキを
さばきながら間でイチゴのヘタ
切り…。


今年はそのイチゴをスライスする
と言う仕事が増えた。


俺がスライスした端から親父達が
スポンジの間に並べていく…。


切っても.切っても.終わらない。


延々と続いた…。


24日は店が終わって梨子と
ラブホに行った。


梨子と迎える3回目の
クリスマス。
何度も俺達は愛し合う。


25日 クリスマス最後の日
予約のケーキを渡し終えた
のが夜の8時過ぎ。


やっと終わった…。


来年までイチゴを
触らなくて済むんだ。


良かった…。


店が終わって梨子と2人
部屋でホッとする。


「梨子疲れただろ?
ごめんな。大丈夫か?」


「大丈夫だよ…。今年は旬と
一緒に居れて嬉しかった。」


俺の疲れが一気に吹き飛んだ。


梨子が俺と同じ事を思って
くれてた事が嬉しくて梨子
を抱きしめた。