隼人と心ちゃんが帰った後
俺はすぐに梨子を抱きしめた。


「梨子…もうあいつの事は
気にすんな。
本当に俺はなんとも思って
ねぇから…。
お前が不安になると俺も不
安になるんだよ…。
もう俺達そんなくだらない
事で壊れるような関係じゃ
ねぇよな?」


「うん…うん…。」


梨子が何度も頷く。


「俺は死ぬまでお前の傍に
居るから…お前も俺から離
れんな…。」


俺は下に居るおばさんを
気にしつつ梨子を抱いた。