「旬…そろそろ帰るわ。」


隼人に抱かれた心愛は安心
したのかまたスヤスヤと眠
っていた。


「おぅ…気を付けて帰れよ。」


隼人達が帰った後ベランダ
から梨子と2人を見送る。


隼人が片手で心愛を抱き
もう片方の手は心ちゃんの
手をしっかりと握っていた。


「良かった…。心も隼人も
幸せそうだったね…。」


「そうだな…。」


「隼人なんて家に来てからも
心の手を握ったまま離さない
んだよ。
心がトイレに立っただけでどこ
行くんだよ?って…。(笑)」


「あいつは相当.心ちゃんに
惚れてるからな…。(笑)
それに3年も離れてたんだ
仕方ないよ。」


「そうだね…。やっと一緒に
居れるんだもんね…。」


(フギャー!!フギャー!!)


「あっ…梨央が泣いてる。」


「本当だ!!泣いてる!!」


俺は走って梨央の所に
行って抱き上げる。


「梨央.もうパパが居るから
大丈夫だからね。
よしよし…泣かしてごめんね。」


俺も隼人の事.言えねぇな。(笑)


俺も隼人も相当の親バカだ。(笑)