それから一週間後。


圭吾君は本当にイタリア
に行っちまった。


俺達も春休みに入って
もうすぐ中学2年になる。


前ほど外泊する事は無くなった
けど相変わらず俺と隼人はバカ
ばっかやってた。


いつもの敦君の家…。


「隼人…お前さ今.女居ねんだろ?
詩織マジらしいぜ…。
つき合ってやれよ。」


「いや…いいっす。
なんか女に振り回されんの
って面倒くさいんすよ。」


「やっぱモテる男の言う
事は違うねぇ…(笑)」


「俺.モテないっすから…。」


「敦君.隼人は今まで女に対して
マジになった事がないんすよ。
隼人をマジにさせる女って見て
みたいと思わないっすか?(笑)」