君想〜ただひたすら君が好き〜


昨日の夜ご飯のことだったり、今までの恋愛のことだったり。


たくさんの話をした。


そしてあたしは、桜井くんのことを、ナオって呼ぶことにして、ナオはあたしのことをミィって呼ぶことにしたらしい。


結構嬉しいかも。


今まで優ちゃんしか友達いなくて、優ちゃんはあたしのことチビ子って呼んでるんだもん。


本当はナオみたいに美依って呼んでほしい。


でもそんな欲張ったこと言えないよ。


そして少しすると先生が来た。


「みんなー、今日から1の1を担当することになった、田崎宏紀だ。よろしくな!ちなみに保健体育な!怪我人とかいたらいつでも先生を頼ってくれ!」


・・・田崎先生かぁ。


結構かっこいいかも。


しかも優しそう。


そしてその後の入学式も終わり、今は靴箱のところにいる。


優ちゃんを待ってるんだけど、なかなか来ない。


また後でって言ったから、一緒に帰ると思ってた。


違ったのかな?


あたしはそう思い、1人で帰ることにした。