「それって…私をここに
置いてくれるって事でしようか!?」

もしそうならありがたい。

「仕方がねぇーだろ。行く場所も無いなら
女1人で外に追い出す訳にもいかないし…ったく。
部屋なら1つ余ってるからそこを使え。
で、荷物は?」

嘘……嬉しい。

「は、はい。ありがとうございます!
荷物は、持てるだけ持って来ましたが
まだあります。
部屋が半分ダメになりましたが
服などは、半分無事だったので。
あ…でも下着が」

服や下着類が入ったタンスは、
燃やされて全滅に近い
しかし、押し入れが反対方向にあったため
無事だった。
残りの服で何とかなるが、下着が無い。
新しく買わないといけない。

するとやれやれと先生は、ため息を吐いた。

「それを早く言え。ったく
だったら残りは、後にして買い物だな。
少し距離は、あるが車で
ショッピングモールでも行くか」

えぇっ!?

先生と買い物に行ける!!?

「本当ですか!?先生…」

「喜ぶな。誰のせいで余計な手間を
取らされていると思ってんだ。あぁっ?」

そう言いデコピンされる。

い、痛い…。

おでこを押さえて痛がる。
でも、やっぱり嬉しかった。

えへへ…。