「先生どうしましよう!?
睦月君が可愛い過ぎますよ~」

大興奮にしながら言うと軽く小突かれる。

い、痛い…。
今度は、デコピンではなく小突かれてしまった。

「痛いです……先生」

「アホな事を言っているんじゃねぇーよ。
睦月。着替え直して来い。その服にするから」

そう言い指示を出すと
睦月君は、また更衣室に入って行く。

うぅ……怒られっぱなしだ。

そして、その服と何枚か購入する。
買い物は、すべて終わり車に乗り込んだ。

ふぅ……と一息するように
助手席に座った。

やっと座れたわ。

睦月君は、後ろのチャイルドシートに
先生は、荷物を後ろに入れると
運転席に座りエンジンをかけた。

もう周りは、暗くなっていた。

まだ気持ち悪いが……何だか眠くなってくる。

いけない……お腹いっぱいで
眠くなるなんて子供みたい。

「ふわぁ~」とあくびを1つする。

すると運転をしながら先生が

「あれだけ食べれば、苦しくなるし
眠くなっても仕方がないだろ。
家までまだ、あるから寝ていろ。
着いたら起こしてやるから」

そう言ってくれた。

「えっ…ですが……」

「いいから。さっさと寝ないと
もし着いた時に車の中に置いて行くからな」

えぇっ!?

それは、さすがに困る。
私は、慌てて目を閉じた。