イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)


親友の拓馬君なら、何か聞いているかも

すると拓馬君が

「プレゼント?知らねぇーけど
どうして?」

「あ、知らないならいいのよ。
ちょっと気になっただけだから」

睦月君に喋ったら困るし

「余計、気になるじゃん。
言わないから話してよ」

拓馬君がそう言う。

うーん。

もしかすると何かヒントになる事を
思い出してくれるかも知れないけど…。

悩みながらも絵の事を話してみた。

そうしたら拓馬君が

「あぁ、なるほどな」

そう言って納得する。

「何か知ってるのね!?拓馬君。
知っていたら教えて」

何を分かったのだろうか?

しかし

「秘密。睦月君が自分で言わないのを
俺が言える訳ないじゃん。
まぁ、そうなるよな。
俺は、いらないけど」

教えてくれない。
でも……えっ?

どういう意味だろう?
拓馬君は、いらない物なの?

意味が分からず立ち尽くしていた。
すると睦月君が戻ってくる。

「あ、睦月君……」

「まぁヒントだけやるよ。
おばちゃんが頑張るしかないんじゃね?」

そう言い切る拓馬君。

えっ?私が……?

余計に意味が分からなくなってしまう。

それなのに拓馬君は、
睦月君の所に行ってしまった。

うーん。