K大!?

K大と言えば全国でも3トップを争う名門大学だ。
さすがお医者様なだけあって頭がいいんだ。

でも、そんな事を聞いて
先生どうする気なのだろうか?

むしろ悪い状況になるのでは?

心配していると先生は、平然な表情で

「あぁK大か。なら大輔と同じ大学だな」

えっ!?
浜野さんってK大出身だったの?

「だからと言って……何だ?
こんなの聞いた所で何だって言うんだ」

眉を寄せ不機嫌そうに言う茉莉華ちゃんのパパ。

先生……。

「いや、それだけ偉そうな態度をしてるから
何処の大学か聞いてみたくなっただけだ。
まぁ、そういう俺は、S大出身だけどな」

えっ……S大!!?

S大だなんて全国3トップの中でも
断トツ1位の名門大学じゃない!?

せ、先生ってそんなに頭が良かったの?

「S大だと……あなたみたいな人が!?」

茉莉華ちゃんのパパもかなり驚いていた。

「まぁ、途中で辞めちまったけどな。俺も妻も
なぁ?だからお前に馬鹿にされる筋合いはない。
睦月行くぞ」

茉莉華ちゃんのパパの肩をポンと叩くと
先生は、歩きだした。

すると睦月君は、チラッと
茉莉華ちゃんのパパを見ると

「……無様だね?おじちゃん」

それだけ言うとこちらに来た。

「先生……睦月君!?」

私は、心配そうに2人の所に行く。

茉莉華ちゃんのパパは、黙ったまま
言い返してもこなかった。

驚き過ぎて動けなくなったようだ。
私も驚いたが。