一生続く恋をしよう。

あれから。


あっという間に2ヶ月がたち、比呂人はパリへ行ってしまった。


そして私はいつもベランダ越しに見てた比呂人のマンションに引っ越した。


「……ってめぇ!!今、何時だと思ってんだよ!!」


「えぇーまたやっちゃったぁ!」


ついつい、時差を忘れて電話しちゃって比呂人に怒られる。


「ごめん、ごめん。あのね、結婚式なんだけどねっ!!」


比呂人はどんなに疲れていても、時間が遅くても、早くても、ちゃんと私の話を聞いてくれる。



私はそれがたまらなくうれしい。


離れていても、比呂人が私を大切にしてくれてるってわかるから。



私が比呂人の為に出来ることはまだまだ少ないけど、この1年できっと成長してみせる。


そう思って料理教室に通いだした事は比呂人にはナイショ。



1年後、ビックリさせてやるんだからっ!



永遠なんてなくて、人はいつか絶対に別れる時がくる。


たった。たったの60年くらいしかいっしょにいれないけど、この60年間、私は比呂人の事を一生、愛してる。



でもやっぱり。



早く会いたいよー。


早く帰って来て。



そう思いながら、比呂人の残していったベッドで今日も私は比呂人の匂いがする布団にくるまって眠るのでした。







おしまい。