痛すぎて動けないでいると、シノブが駆け寄って来てくれた。 「ケイ大丈夫!?」 「痛い…でもあの人……」 「あの人……?」 「かっこよかったぁ…」 「えぇー!?さっきぶつかったヤツ?」 「うん。てかあたしあの人知らない!転校生?」 名前教えて?と頼むと、シノブは少しため息をついた。 「どうしたの?」 「あんたって子は…趣味悪いわよ」