私のお父さんは、アメリカで医者をしている。

『えっと…引っ越すのは分かったけど、私は?』

「和桜は、田舎のおじいちゃん、おばあちゃん家に引っ越しまーす」

『じゃぁ、この家は!?』

「売りまーす。」

と、手続きを終わらしてあるという。

しょうがない…と思うしか。私のお母さんはそういう人だ…

私も自分の部屋に行き、引っ越す準備をした。

田舎の方は、何度も行った。だから、それほど嫌って訳じゃないんないだけど。

引っ越しの準備も終わり、私は電車に乗った。学校にも、もう言ってあるという。

これからの生活に少し胸を高鳴らせていた。