『宮田さん、これはどこに置けばいいんですか?』
買い出しで頼まれていた
いつもとは 違う種類のソルトを
手に取り 私は、
キッチンにいる宮田さんの方を見る。
いつものソルトとか
調味料を 置いてるとこでいいのかな…
「あぁ、それは… いまから使うから あたしのところへ持ってきて」
そして、
あたしは 宮田さんのところに
向かう。
まあ、 数メートルなんだけど、
さっきの場所では
何を作ってるかわからなかったが
近づくと 宮田さんと 向き合ってるものが
見える。
『…? 桜…?』
桜の花びらだった。