「……。わかったよ。」
彼方は妙に納得したように、黙りこんだ。
「遼の夢はさ、すっげぇでかい夢かもしれないけど……でも、俺達は応援する。たとえ、俺達を選んでくれなくたって。」
俺は、まともに當真の顔を見れなくて、ずっとうつむいていた。
「けどさ……波瑠だけは……傷つけんなよ……。波瑠が……遼に夢を叶えてほしいっていう気持ちはわかる……。でも、最後がそれでいいのかよ……?」
當真はいつもへらへらして、変なことをいってるけど……本気の時は、そんなの一切感じさせない真面目な顔になる。
……まさに、今は……そういう感じ。
俺は……結局どうしたらいいんだ……?
「アタシにいい考えがあるわぁ♪生憎、りょーちゃんが発つ3日間のうち、2日間は仕事でできないけど……最終日、波瑠ちゃんをヘリで連れてきましょ♪」
……ヘリ?
俺はいろいろありえない単語を並べられて困惑している。
「ヘリ……と言いますと……遊佐先輩が用意してくださるということでしょうか?」

