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「おはようございます、波瑠先輩!……って……な、なんでそんな顔色悪いんですかっ?!」


「あー……だ、大丈夫だよ~……。」


「そんな顔で大丈夫って言われても説得力ないです!なにがあったんですか?!」


「いや……とくになにもなくて……ちょっと寝れてなかっただけだから……。」


「ええっ、寝てないんですかっ!」


朝からこんな会話を2年A組の教室でしたのは、私と茉優ちゃん。
顔色が悪いのは、私。
……あれから、私は随分悩んだ挙げ句、眠れずにいた日々が続き、そしてstill kingの仕事がたて続きに降ってきたのだ。


「もうすぐ修学旅行だってあるのに……今体調崩したら、なにもかもパーですよ?!」


「あ……そーだね……。」


そうか、1ヵ月には修学旅行があるのか……。
普通なら楽しみで仕方ないであろう修学旅行を忘れていた自分。
……馬鹿だな……悩みすぎでしょ。
まだりょーちゃんに、なにも聞かされていないのに。