「あらー、もうこんな時間じゃない!ごめんなさいねー、波瑠ちゃん、ご飯食べてないでしょ?」


ゆーちゃんの言葉に私は時計をみた。
……うわ、もう夜の8時?!
時間経つの、早すぎないかなぁー……。


「あー……食べてない。」


「お腹すいたらなにもできないわよねー、……うーん、お鍋でもしましょうか♪」


そう言ってゆーちゃんはキッチンに向かっていった。
私も慌ててゆーちゃんの後ろについていく。


「えっ、ほんと?!というか、食べてかえっちゃっていいの?」


「勿論よ~、あ、そうだ、茉優も誘っちゃおうかしら♪」


そう言ってゆーちゃんは、一人暮らしには大きすぎるお鍋を出した。


「いいんじゃない?最近会えてないでしょ?」


なぜかりょーちゃんはキッチンの方に顔を出しながら、冷蔵庫をパカッと開けて、お茶を出した。
りょーちゃんは案外、ゆーちゃんと茉優ちゃんの関係を気にしている。