青空ライン~君が居た青春~



――「ってそうじゃなかった!」


そう言ってりょーちゃんは大きな声を出した。
……どうしたんだ??   


――「馬鹿がいきなりツアーの曲が朝に出来上がったとか言ってさ、波瑠抜きで今日の放課後から音源を撮ってたわけ。んで、それ終わったから馬鹿が今すぐ波瑠に聞いてほしいって言って、聞かないんだよ。だから、今から寮にこれない?」


「お、音源が出来たぁーー?!」


私はあまりにもトントン拍子に進んでいく皆に、驚きを隠せなかった。


「ちょっと……もう出来ちゃったの?!あの量を?!……信じらんない……けど、まぁ私がチェックしなくても大丈夫だと思うけど……。」


――「いやいや。もうツアーの曲順を決めていかなきゃなんないし。来週提出だそ、曲順。結局、波瑠は聴かなきゃ無理だろー。」


「あー……そうだった。……わかった、今すぐそっちに行くから……寮って、何号室?」


――「085。……あ、その部屋は、ゆーちゃんの部屋だから。」


「あー、そーなの。おっけ、じゃあまたあとで。」