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「つきましたよ。」


「ありがとうございました。」


そうして私達はすぐに車からでて病院の中へと走った。
お願い、どうか無事でいて……。
ただそればかり祈るだけだった。
病院に入ると、ロビーには社長と琉生くんと祥也くんが居た。


「波瑠!来てくれたのね……。」


私が来たことが余程驚いたのか、琉生くんと祥也くんは目を目を見開いている。

それでも私は二人と話すより先に社長に聞かなければと思い、社長に声をかける。


「社長、とりあえず細かいことまで説明してください。」


「え、えぇ……。」


社長に聞くと、簡潔的にはこうだった。