「もう……泣かないの!泣いたら皆心配するでしょー?」


そう言って菜津お姉ちゃんは微笑んだ。


「うん……そうだね……!」


「ほら、行くわよ!」


菜津お姉ちゃんは私の腕を引っ張って走り出した。