青空ライン~君が居た青春~


ゆっくりとりょーちゃんに近づく。
近づくにつれ、りょーちゃんが鼻を啜る音が聞こえる。

……やっぱり、泣いてるんだ……。
それだけ、嬉しかったんだね……。

りょーちゃんは私が近くにいることに気づいてないようで、後ろを振り向かない。

りょーちゃんとの距離が、30センチに迫ったとき、私はりょーちゃんを後ろから抱き締めた。


「ちょ……は、波瑠……?!」


りょーちゃんは私の行動に驚いたようで、私の方を見ようと首を後ろに回そうとする。
でも私はそんなことを無視して、りょーちゃんの背中に顔をうずくめる。


「りょーちゃん……こんな時くらい、皆と一緒に泣けばいいじゃん……、皆、とっくの昔からりょーちゃんがそういう性格のこと知ってるのに。」


私は泣いていた。
りょーちゃんにもっと、still kingという最高のユニットのメンバーの皆を頼ってほしいな……っ。


「波瑠……。俺もわかってるよ、あいつらが俺の性格を全部理解してくれてること。……でも俺、どうやって弱いところを見せたらいいのか……わかんないんだよ……。」