「波瑠ちゃん、確か前、これほしいって言ってたの思い出して……それでこれにしたんだけど……。」


「覚えててくれたんだ……!嬉しい♪ほんとありがとー!」


「う、うん。よろこんでもらえてよかった。」

 
と言って顔を少し赤らめる優斗くん。
……照れてる……。
可愛い……。

でもほんと嬉しいな、私が前言ってたことを覚えててくれたなんて。
別に皆の前でこれがほしい!なんて言ってなくて、雑誌をみてほしいなぁって呟いてただけなのに。

……優斗くんのそういうところ、ほんと昔から変わってないんだなぁ。
そう思った私は、少し昔のことを思い出した。

そうしてながーいながーいプレゼント渡しが続いた。