「波瑠はすっごく悲しそうな顔をしていたし……授業中も保健室に行ったり来たりだったしな……。」
そう言って、祥也は視線を落とす。
マジかよ……。
なんで、なんで、なんで。
少しは波瑠を楽にさせてやることくらいできないんだ……。
波瑠はきっと、holy wayが解散して寂しいはずなのに。
また波瑠の心に棘を刺すつもりなのかよ……。
「どっちかを選ばなきゃいけないんだよね、波瑠ちゃんは……。」
優斗の問いに、俺は無言でゆっくりと頷く。
そして、長い沈黙が流れ、気まずい雰囲気になる。
そんな空気を破ったのは俺……ではなく、優斗だった。
「僕は……もう波瑠ちゃんにこれ以上、無理はさせたくないし……辛い思いなんて絶対させたくない……。」
その言葉に、全員が頷く。

