波瑠side

***

――ガチャ


「遅れてごめんねっ!」


私は急いで席に座る。


「いいのよぉー、波瑠ちゃん、お疲れ様♪」


「波瑠先輩、お疲れ様です。」


「皆もお疲れ様♪」


「波瑠ー!いろいろ決まったぞ!」


「ほんとですか?!」


「波瑠ぅ……頑張ったから寝てもいい……?」


「えー……んー、じゃあちょっとだけねっ!」


はわぁ……!
皆可愛いいいい……!
私に声をかけてくれる皆。
ただ、一人だけベランダにでて空を見上げている人がいた。