私は小中学生の時に小説サイトで更新していたけどだんだんと更新しなくなっていった。



 多分、その時はファンが増えなかったり、読者数が増えなかったり。



 感想だって悪口を言われたこともある。



 私は夢を簡単にあきらめていた。



 すぐに叶うはずなんてないのにめんどくさいと言ってあきらめていたんだ・・・。





 でも、あゆみはにこっと笑って、私にこういった。



「ねぇ、私、佐藤さんの小説を読んでみたいんだけど・・・いいかな?」



 それはすごく嬉しい言葉だった。



 私は今まで小説を読みたいなんて言われたことがなかったから。



 私はもちろんOKした。



「ありがとう。私また小説を書くよ。書いたら教えるね」




「うん!そうだ、佐藤さんって結構きつい性格だと思ったんだけど・・・優しいんだね。あの、もしよかったらこれから休み時間とか、放課後とか一緒にいてもダメかな?」



 あ、これ葵にも言われた気がする。



 私は変われたのかな?



 強くて優しい人に。



 優しいって2人に言われてるからそうだと思うんだけど・・・。




 私はあゆみに「ダメなわけないよ!これからずっと一緒にいよ!」と答えた。




 あゆみはすごい嬉しそうな顔をしていた。




 そして、私はこれを友達っていうんだなって思ったんだ・・・。