リア充爆発しろ


「でもイベント業界なんてそんなもんだよ。いかにリア充を食い物にするか、それが売上を伸ばす秘訣だからね」

「わかってます。仕事は仕事で割り切っていますので」

ネクタイを離し、ムスッとした顔で舌打ちをした。



一度教えたことは全て吸収し、教えていないことまで理解していたりする有能な後輩。

いつも無愛想で口から出るのは毒か皮肉という鬼畜な後輩。

完璧で人間味がないと思っていたけれど、親しみを覚えた。その器の小ささが人間らしい。