あの日、あんなに泣く彼女をみて
あたしは先生を愛してるんだと
感じた。


あたしは先生の幸せ奪おうと
してた。



あたしは大きな大きな決意をした。

「先生を忘れる」


そう決めた。

大人な先生に対するあたしなりの大人な決意だった。
これが大人じゃないって
言う人もいるかもしれないけれど
決めた。


私は彼女に、先生の部活もやめて、先生とはあまり関わらないようにする。ここで会ったことも、絶対に言わない。今まで通り先生に接していく。と言った。


彼女は「ありがとう。」
と言い、あたしを見つめた。




あたしは明日へ生きる希望を
忘れた。


先生という幸せを忘れることにした。