恋とは停電した世界のようです


だから今日、伝えにきました。

そうつぶやく彼の表情は硬く、
緊張していることが雰囲気で伝わってきた。


(本当、なんだ)

すき、と云われたことが
いつまでも信じられなくて
おろおろと慌ててしまったけれど

(本当に、本気なんだ…)

思わず、ほう…とため息が零れる。


「あ、あの。でも」

わたしの言葉に、ルーカスさんが
微かに首をかしげた。


「その、ルーカスさん彼女さんが」

「…why?カノジョ?」

「あ、えっとその、前から付き合っている恋人がいるのでは」

そう問いかけると
彼の表情が、不思議そうなものから
困惑を浮かべた色に移り変わった。